がぶり寄りかぶりつき美輪明宏

今日は美輪明宏音楽会<愛>に行った。たましい吸い取られてしまうのではないかと思うほど観客の平均年齢は高く、いつまでも喋りつづけるオバちゃんや、チュッチュッと飴を吸ってナメるおばあちゃんらが嫌になった。(すいません)

一度だけ握手会に行ったことがあるだけで、美輪さんのステージに行ったのは初めてだった。驚いた。コンサートだからと言って、シャンソンや自作の曲を“歌うだけ”ではない。歌うこと自体がひとつの芝居。ドラマ。表情、声、手の振り、体の動きなど、とても一人の歌手がひとつの歌を歌っているなんて思えない。歌の中でさまざまな登場人物や建物や背景が浮かんでは消え、「情景がそこに生々しく流れている」ようだった。

最後に美輪さんはステージから降り、私の席近くの通路をスササササと、美しく通り過ぎて退場した。イイニホイだった。いいものをみた。皆さんもぜひどうぞ。ご利益ありそうですよ。いやほんと。浄化されましたよ。ほんとほんと。

ちなみに私の席はステージから9列目。よかった〜